習氏とプーチン氏が長寿談義「不死さえ実現できる」
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【9月4日 AFP】中国の習近平国家主席とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が3日朝、北京で行われた「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年」を記念する軍事パレードが始まる直前、不死について議論しているのが、中国国営中央テレビ(CCTV)のマイクに拾われた。
歴史的な場面で、習氏は天安門広場のレッドカーペットを歩きながら、プーチン氏および朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記と通訳を介して雑談した。
CCTVの映像によると、習氏はプーチン氏と金氏に挟まれて歩きながら、中国語で「最近70歳になってもまだ子どもだ」と語った。
これに対しプーチン氏は「バイオテクノロジーの発展により、人間の臓器は継続的に移植できるようになり、人は年を重ねるにつれて若返り、不死さえも実現できる」と応じた。
カメラが切り替わると、習氏は「予測では今世紀中に150歳まで生きられるようになる可能性がある」と述べた。
プーチン氏は3日の記者会見でこのやり取りを認めた。
「ああ、(習近平)国家主席がこの件について話したのは、私たちがパレードに向かっている時だったと思う」「近代的な手段──健康増進や医療手段、さらには臓器移植に関連するあらゆる外科的手段──によって、人類は今日とは異なり、活動的な生活が続くことを期待できる」と述べた。
習氏とプーチン氏は共に72歳だが、退任の意向は示していない。
習氏の前任者である江沢民元国家主席と胡錦濤前国家主席は2期10年間の任期を終えて権力を手放したが、習氏は2018年に任期制限を撤廃し、2023年に3期目に就任した。(c)AFP