【9月4日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は3日、ロシアがウクライナ戦争を終結させなければ新たに制裁を科すと示唆し、ウラジーミル・プーチン大統領の「対応に満足できなければ、何かが起こるだろう」と述べた。

トランプ氏はポーランドのカロル・ナブロツキ大統領との会談の中で記者団に対し、「プーチン大統領に伝えるメッセージはない。彼は私の立場を理解しており、いずれにせよ決断を下すだろう」とし、「彼の決断がどうであれ、われわれはそれに満足するか、しないかのどちらかだ。そして満足できなければ、何かが起こるだろう」と話した。

中国の習近平国家主席、北朝鮮の金正恩(キム・ジョウン)朝鮮労働党総書記とともに北京での大規模軍事パレードに参加したプーチン氏は、和平合意が成立しない場合、ウクライナ侵攻を継続する考えを示したばかりだった。

米国側の和平仲介の試みは停滞しているようで、トランプ氏が調整中だと述べたロシア・ウクライナ両首脳による直接会談に対して、プーチン氏は同意する意向をほとんど示していない。

ホワイトハウス高官がAFPに明かしたところによると、トランプ氏は4日にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談する予定となっている。(c)AFP