アルカラスとジョコビッチが全米OP16強、サバレンカは雪辱果たし4回戦へ
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【8月30日 AFP】全米オープンテニスは29日、男子シングルス3回戦などが行われ、大会第2シードのカルロス・アルカラスは第32シードのルチアーノ・ダルデリ(イタリア)を6-2、6-4、6-0で圧倒し、4回戦進出を決めた。
1時間44分で勝利を飾ったアルカラスは、31日の試合でアルトゥール・リンデルクネシュ(フランス)と対戦する。
第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)もキャメロン・ノーリー(英国)を6-4、6-7(4/7)、6-2、6-3で下し、通算25回目の四大大会(グランドスラム)制覇に前進。あと2勝を挙げれば、アルカラスと準決勝で激突する可能性が高くなっている。
一方、22年ぶりとなる地元米国勢の男子シングルス王者誕生が期待される中、第6シードのベン・シェルトンと第17シードのフランシス・ティアフォーがともに敗れ、その希望はテイラー・フリッツに託されることになった。
ビッグサーバーのシェルトンは、肩の負傷によりリタイアを余儀なくされ、2003年のアンディ・ロディック以来となる米国勢男子としての優勝を逃した。アドリアン・マナリノ(フランス)を相手に6-3、3-6、6-4とリードしたシェルトンだったが、第4セット序盤に肩を痛めると、このセットを失った後に棄権を申し出た。これに続いてティアフォーもジャン・レナード・ストラフ(ドイツ)に4-6、3-6、6-7(7/9)で完敗を喫した。
その中でフリッツは、予選勝者のジェローム・キム(スイス)を7-6(7/3)、6-7(9/11)、6-4、6-4で下し、16強入りを決めている。
女子シングルス3回戦では、世界ランク1位で前回女王のアリーナ・サバレンカが、第31シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)を6-3、7-6(7/2)で下し、4年前の大会準決勝で敗れた借りを返した。
当時無名のフェルナンデスに敗れて自身初のグランドスラム決勝を逃していたサバレンカは、同じ過ちを繰り返すことはなかった。次戦の相手はクリスティーナ・ブクサ(スペイン)に決定。ブクサは第19シードのエリーゼ・メルテンス(ベルギー)をフルセットで撃破した。
上位シードでは、第4シードのジェシカ・ペグラ(米国)がビクトリア・アザレンカから勝利を挙げたものの、第5シードのミラ・アンドレーワがテイラー・タウンゼント(米国)に、第7シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)がマルケタ・ボンドロウソバ(チェコ)に敗れた。(c)AFP
