アルカラス圧勝、ジョコビッチとサバレンカも全米OP3回戦進出
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【8月28日 AFP】全米オープンテニスは27日、男子シングルス2回戦などが行われ、大会第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)は6-1、6-0、6-3でマッティア・ベルッチ(イタリア)を圧倒してストレート勝ちを収め、3回戦に進出した。
アルカラスは、ウィンブルドン選手権3回戦が四大大会(グランドスラム)での最高成績となっている世界65位のベルッチに対し、32本のウイナーをたたき込むと、1時間36分で片を付けた。
「最初から最後のボールまで、正直に言って素晴らしいプレーができた」「コートにいる時間が短いほど早く寝られるから、自分にとっては良いこと」と語ったアルカラスは、次戦で第32シードのルチアーノ・ダルデリ(イタリア)と対戦する。
準決勝でアルカラスと対戦する可能性があるノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、試合序盤の危機を乗り越えて勝ち上がりを決めた。
通算25回目のグランドスラム制覇を目指すジョコビッチは、第1セットを落として踏ん張らざるを得なかったものの、6-7(5/7)、6-3、6-3、6-1で予選勝者のザカリー・スワイダ(米国)を下した。大会記録に並ぶ通算19回目の2回戦突破を果たしたジョコビッチは、3回戦でキャメロン・ノーリー(英国)と対戦する。
第4シードのテイラー・フリッツと第17シードのフランシス・ティアフォーの米国勢が勝ち上がりを決めた一方、第12シードで2022年大会のファイナリストであるキャスパー・ルード(ノルウェー)は敗退を喫している。
女子シングルス2回戦では、前回王者のアリーナ・サバレンカがポリーナ・クデルメトワを7-6(7/4)、6-2で下して3回戦に駒を進めた。出だしで遅れながらもタイブレークで第1セットを先取すると、第2セットでは実力差を見せて引き離した。次戦の対戦相手はレイラ・フェルナンデス(カナダ)に決まった。
元女王のエマ・ラドゥカヌ(英国)は、インドネシア人選手として21年ぶりに全米本戦に出場したジャニス・チェンにストレートで快勝。チェンと同じ東南アジア出身のアレクサンドラ・イアラは、1回戦でフィリピン人選手としてグランドスラムのシングルス初白星を挙げたものの、この日はクリスティーナ・ブクサ(スペイン)に敗れた。
第4シードのジェシカ・ペグラ(米国)や36歳のベテラン、ビクトリア・アザレンカは、ともにストレート勝ちで3回戦に駒を進めている。(c)AFP
