イスラエル軍、ガザ市を「危険な戦闘地域」と宣言
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【8月30日 AFP】イスラエル軍は29日、パレスチナ自治区のガザ市を「危険な戦闘地域」と宣言し、制圧に向けて攻勢が迫っていることを示唆した。
イスラエルは国内外から、ガザでの軍事作戦を終わらせるよう強い圧力を受けている。ガザでは住民の大多数が少なくとも一度は避難を余儀なくされており、国連(UN)は飢饉(ききん)を宣言している。
その中でイスラエル軍は戦闘の拡大とガザ市の制圧に向けた準備を進めており、アラビア語報道官アビチャイ・アドレー氏は29日、「われわれは待っていない」と述べた。
アドレー氏はX(旧ツイッター)に「ガザ市への予備作戦と攻撃の初期段階に着手し、現在市の郊外で大規模作戦を展開している」と投稿した。
同日夜にはエヤル・ザミール中将がビデオ声明で、部隊が「ガザ市地域への攻撃を強化しており、今後数週間で取り組みを強化していく」と述べた。
軍の声明ではガザ市は「危険な戦闘地域」となっており、これまで限定的な食料供給を可能にしていた日々の戦闘休止措置は、今後この地域では適用されない。(c)AFP