【8月18日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は17日、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘終結を求める国内各地のデモを非難し、抗議者たちがイスラム組織ハマスの交渉上での立場を実質的に強めていると述べた。

事務所の発表した声明によると、ネタニヤフ首相は閣議で、「本日、ハマスの敗北なく戦争の終結を求める者たちは、ハマスの態度を硬化させ、人質解放を長引かせるだけでなく、10月7日の恐怖が再び起きることを確実にしている」と述べ、戦争の引き金になった、2023年のハマスによる攻撃について言及した。

イスラエルではこの日、全国各地で抗議活動が行われ、テルアビブでは夕方に多くの人が集結して最大規模のデモを行った。

テルアビブの「人質広場」に集まった大群衆は「全員を家に帰せ! 戦争を止めろ!」と叫び声を上げていた。

デモを主導した「人質と行方不明者家族フォーラム」は、テルアビブでの夕方のデモには約50万人が参加したと推定したが、警察当局はこの数字を確認していない。(c)AFP