【8月17日 AFP】イスラエル軍は17日、親イランのイスラム教シーア派系武装組織フーシ派が使用するイエメンの「エネルギー関連施設」を攻撃したと発表した。

軍は声明で「イエメンの奥深く、フーシ派テロ政権に利用されているエネルギー関連施設を標的とした」としている。具体的な施設名は明らかにされていない。攻撃は反政府勢力が支配する首都サヌア周辺で行われたという。

フーシ派系のアルマシーラTVは、民間防衛当局者の話として「サヌア南部のハジズ発電所が攻撃を受けた」と伝えた。死傷者の情報は入っていない。

フーシ派は、2023年10月にガザ地区でイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって以降、パレスチナとの連帯を掲げてイスラエルに対しミサイルや無人機攻撃を繰り返してきた。大半は迎撃されているが、イスラエルはこれに対しイエメンのフーシ派拠点を標的とした空爆を行ってきた。

軍は今回の攻撃についても「繰り返されるフーシ派の攻撃に対するものだ」と説明している。

イスラエルは14日にもイエメンから発射されたミサイルを迎撃したと発表。フーシ派も同攻撃の実行を主張していた。(c)AFP