「愛する人に近づきたい」 人質家族ら、船でガザ接近
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【8月7日 AFP】イスラエル人の人質家族らが7日、ガザ地区に近づくため小型船団を編成し、沖に出た。AFP通信の記者が一隻に乗船し、伝えた。家族らは「愛する人に少しでも近づきたい」との願いを口にした。
地中海沿岸の都市アシュケロンから出発した複数のボートには20人以上が乗り込み、黄色い旗や人質の写真を掲げながら、名前を叫んだ。
人質の父親の一人、イェフダ・コーエン氏は拡声器を使って英語で「メーデー、メーデー、メーデー。ハマスに2年近く拘束されている50人(近く)の人質の救出には、あらゆる国際的支援が必要です」「国際社会の助けが必要です」と訴えた。
2023年10月7日にイスラム組織ハマスとその同盟勢力に拉致された251人のうち、49人が現在もガザで人質となっている。このうち27人については、イスラエル軍が死亡を確認している。(c)AFP