パラグアイ、台湾との外交関係堅持表明「台湾国民には自決権ある」
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【7月15日 AFP】南米唯一の台湾と外交関係を持つ国パラグアイは14日、台湾との外交関係を堅持すると表明するとともに、8月に台湾の頼清徳総統の訪問を受け入れると発表した。
サンティアゴ・ペニャ大統領は、約30人の財界リーダーから成る代表団を率いて首都アスンシオンを訪問した台湾の林佳竜外交部長(外相)を迎えた。
ペニャ氏は、「パラグアイは、民主主義の原則と価値観に基づくこの68年間の外交関係を、全力で、そして声高に守る用意がある」と述べ、台湾は「非常に寛大」な態度でパラグアイに投資してきたと付け加えた。
さらに、「われわれは中国を無視しているわけではないが、台湾国民の自決権を認めている」と述べ、パラグアイは台湾との「より高度な協力関係」構築を望んでいるとも述べた。
頼総統は30日以内にパラグアイを訪問するという。
14日の投資フォーラムには、国際半導体製造装置材料協会(SEMI)台湾支部でトップを務める曹世綸総裁をはじめ、台湾のIT、通信、スマート交通、農業、建設・土木業界の代表者らが出席した。(c)AFP