ジョコビッチがGS25勝目に前進 準決勝はシナーと ウィンブルドン
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【7月10日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権は9日、男子シングルス準々決勝などが行われ、大会第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は6-7(6/8)、6-2、7-5、6-4で第22シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)を下し、史上最多25回目の四大大会(グランドスラム)制覇に一歩近づいた。
英国のカミラ王妃が観戦する中、ロジャー・フェデラー(スイス)を抜いて大会最多14回目の男子単4強入りを果たしたジョコビッチは、準決勝で世界ランク1位のヤニック・シナー(イタリア)と対戦する。
試合後のオンコートインタビューでは、「38歳でまだウィンブルドンの最終盤にプレーできることは、自分にとっては世界のすべてを意味する」とし、「年齢を応援してくれてありがとう。本当に感謝している。若さを感じさせてくれる」と述べた。
3度のグランドスラム王者であるシナーは試合前のけがの不安を払しょくし、第10シードのベン・シェルトン(米国)を7-6(7/2)、6-4、6-4で圧倒した。ジョコビッチにとってこれまでとは異なるレベルであるトップシードのシナーは、6月の全仏オープンテニス準決勝でジョコビッチにストレートで勝利するなど、直近4試合の直接対決をすべて制している。
女子シングルスでは、グランドスラムで5度の優勝を誇るイガ・シフィオンテク(ポーランド)と東京五輪金メダリストのベリンダ・ベンチッチ(スイス)が、それぞれ自身初の大会4強入りを果たし、決勝進出を懸けて戦うことになった。
第8シードのシフィオンテクは6-2、7-5で第19シードのリュドミラ・サムソノワに快勝。ベンチッチは第7シードのミラ・アンドレーワから7-6(7/3)、7-6(7/2)の番狂わせを記録し、勝ち上がった。(c)AFP
