ノリスが初の総合優勝、アブダビGPはフェルスタッペンが制す
このニュースをシェア
【12月8日 AFP】25F1最終戦アブダビGPは7日、決勝が行われ、マクラーレンのランド・ノリスが自身初となるドライバーズ選手権のタイトルを獲得した。マクラーレンは1998年シーズン以来となる2冠を達成した。
ノリスは、優勝したレッドブルのマックス・フェルスタッペン、2位に入ったチームメートのオスカー・ピアストリに続き、3位でフィニッシュした。
戦略や駆け引きで緊張感あふれるレースを終えたノリスは、ここまで選手権4連覇中だったフェルスタッペンをわずか2ポイント差で退けた。
フィニッシュ後にエンジニアから「これで終わり。君がワールドチャンピオンだ」と伝えられたノリスは、「ありがとう、子供の頃の夢をかなえてくれた」と応じた。
レース後のインタビューでは「しばらく泣いていなかったけど、泣いてしまった」「母と父に感謝したい。ずっと支えてくれた。最高の気分。少しだけど、マックスの気持ちが分かった。マックス、オスカーにおめでとうを言いたい。長い一年だった」と話した。
英国人ドライバーのタイトル獲得は2020年シーズンのルイス・ハミルトン以来で、マクラーレン勢のドライバーとしては13回目。1974年のエマーソン・フィッティパルディを皮切りに、マクラーレンではこれまでにジェームズ・ハント(1976年)、ニキ・ラウダ(1984年)、アラン・プロスト(1985年、1986年、1989年)、アイルトン・セナ(1988年、1990年、1991年)、ミカ・ハッキネン(1998年、1999年)、そしてハミルトン(2008年)が王者に輝いている。
マクラーレンは、先月のシンガポールGPでコンストラクターズ選手権優勝を決めていた。
シーズンの大半で首位に立っていたピアストリだったが、10月の第20戦メキシコシティGPで逆転を許すと、最終的には総合3位に終わった。
レッドブルの角田裕毅は14位だった。(c)AFP