旅客機のエンジンに吸い込まれて男性死亡 イタリアの空港
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【7月9日 AFP】イタリア北部のベルガモ空港で8日、離陸準備中の旅客機のエンジンに男性が吸い込まれて死亡した。空港管理運営会社SACBOの広報担当者がAFPに明らかにした。
男性は「乗客でも空港職員でもない」。滑走路に無理やり侵入したため、空港警備員が「追跡」していたが制止できなかったという。
イタリアの日刊紙コリエレ・デラ・セラによると、男性は35歳のイタリア人。非常口から滑走路に飛び出し、離陸準備中の旅客機に向かって突進したという。
スペインのボロテア航空は同日、ベルガモ発スペイン・アストゥリアス行きの便が午前10時35分、「インシデント」に巻き込まれたとX(旧ツイッター)に投稿。
「乗客乗員でも、当社関係者でもない1人が重傷を負った。乗客154人と乗員6人は全員無事だ」「イタリア当局と緊密に連携しながら、影響を受けた乗客乗員の支援に全力を尽くし、精神的なサポートを提供する」と述べた。
フライト追跡サイト「Flightradar24」によると、この機体はエアバスA319型機だった。
イタリアで3番目に利用者の多いベルガモ空港ではインシデントの後、運航が停止されたが、SACBOによると、同日正午には運航が再開された。(c)AFP