【6月30日 AFP】インドの商業都市ムンバイの税関当局は、タイから到着した旅客機の乗客が生きたヘビを密輸しようとしていたのを阻止したと発表した。類似の事案は今月に入って3回目。

「また野生動物の密輸を阻止した。タイから帰国した乗客から16匹の生きたヘビを押収した」とムンバイの空港の税関職員は述べた。

税関当局によると、乗客は29日にムンバイに到着し、逮捕された。

押収されたヘビはペット取引でよく扱われるものが含まれ、ほとんどが無毒か、人に影響を与えるほどの毒を持たないものだった。

今月初旬には、タイから到着した乗客が数十匹の毒ヘビを密輸しようとしたのが阻止され、その数日後には、トカゲなど100匹の生物を持ち込もうとした別の乗客が逮捕された。

保護種の国際的な取引を調査・監視するNGO「トラフィック」によると、過去3年半で、タイ・インド間の航空路で7000匹以上の動物が生きたまま、または死んだ状態で押収されたという。(c)AFP