【6月26日 AFP】ボクシングの元8階級王者、マニー・パッキャオ(46、フィリピン)は25日、王者マリオ・バリオス(米国)とのWBC世界ウエルター級タイトルマッチへの準備を進める中で、長い休養が競技への情熱を再燃させたと述べた。

敗北に終わった最後の試合から4年を経て、パッキャオは7月19日に米ネバダ州ラスベガスでバリオスと対戦する。

タイトル戦に向けて長年トレーナーを務めたフレディ・ローチ氏と再びタッグを組んだパッキャオは、この日ワイルドカード・ジムでトレーニングを公開し、記者の質問に応じた。

パッドを使ったトレーニングで見事なハンドスピードを披露したパッキャオは、「4年間の休養は私にとって良かった」とし、「何十年もボクシングをやっていたから、4年休むのは体に良かった」と述べた。

「復帰して、また戦うことに飢えている。こういった大きな試合での戦いにハングリーになっている」「ボクシングが恋しかった。情熱や目の中の炎、努力する気持ちはまだそこにある」

またパッキャオは、回復時間は以前より少し長くなったものの、体調に衰えは感じていないと明かした。

1995年のデビュー以来、輝かしいプロキャリアの中で計12個の世界タイトルを手にしたパッキャオは、今回の復帰が「一度きり」なのか、それとも本格復帰に向けた一歩なのかについては言及を避けた。

バリオス戦以降のことについて問われたパッキャオは、「言うのは難しい。今復帰をしてきて、一度に一つずつだ。試合の後に求めるものを何でも計画できる」と応じた。(c)AFP