■「現イスラエル政府とパレスチナ指導部の排除」

パレスチナ自治政府元外相のキドワ氏は、10日にパリで開催されるジャンジョレス財団のシンクタンク主催の会議で、オルメルト氏と共にこの計画を推進する。

キドワ氏もAFPに対し、この青写真が「唯一現実的な選択肢であり、唯一実行可能な解決策だ」と語った。

しかし同時に、イスラエル社会およびパレスチナ社会はいまだこの計画に納得しておらず、その一因に紛争の継続があると述べた。

「戦争が終結した瞬間に、われわれは異なる思考のあり方を見ることになるだろう。双方の共存を受け入れて前進しなければならない」

ただしキドワ氏は、20年近く政権にとどまっている高齢のマフムード・アッバス議長率いる現在のパレスチナ指導部は「腐敗しており、無能だ」と糾弾。このパレスチナ指導部と現在のイスラエル政府では「真の進展など望むべくもない」とし、「両者を排除しなければならない。そしてそれは起こるだろう」と述べた。(c)AFP