ハマスのガザ指導者シンワル氏の遺体確認 イスラエル軍
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【6月9日 AFP】イスラエル軍は8日、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスの指導者とされるモハメド・シンワル氏の遺体を発見し、身元を確認したと発表した。シンワル氏は昨年10月にイスラエル軍に殺害されたハマスのヤヒヤ・シンワル最高指導者の弟で、3週間前に空爆で死亡したとされていた。
イスラエル軍の声明によると、シンワル氏の遺体はガザ南部ハンユニスにあるヨーロッパ病院の地下トンネルで発見された。先月13日の作戦で、他の複数のハマスメンバーと共に「排除された」としている。
イスラエル軍報道官を務めるエフィー・デフリン准将は軍に同行した記者団に対し、遺体が発見された場所の真上は緊急治療室だったと述べた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はすでに先月28日の議会演説で「モハメド・シンワルを排除した」と述べていた。
ガザ紛争勃発以来、ハマスの複数の指導者が死亡している事態を受け、シンワル氏はイスラエルとの間接交渉、人質問題、さらにハマスの武装部門の運営に関する決定の中心人物であると見なされていた。(c)AFP