ガザ支援船の活動家ら、国外退去へ イスラエル発表
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【6月10日 AFP】イスラエル政府は10日、人道支援船「マドリーン」でパレスチナ自治区ガザ地区へ向かう途中、イスラエル当局に拘束されたスウェーデン人のグレタ・トゥンベリさんを含む活動家らを出国させるため、テルアビブの空港へ移送したと発表した。
「マドリーン」は今月1日にイタリアを出発し、食料など支援物資をガザへ届けようとしていたが9日、イスラエル軍に拿捕(だほ)された後、同国南部のアシュドッド港に到着した。
イスラエル外務省はX(旧ツイッター)への投稿で「『セルフィーヨット』の乗客たちはイスラエルを出国し自国に帰国するため、ベン・グリオン空港に到着した」と述べた。「国外退去に関する書類への署名と出国を拒否する者は、司法当局の下へ連行される」としている。
同船を運航していた活動家の国際連合「フリーダム・フロティラ」は、参加していた12人全員が現在「手続きを経て、イスラエル当局の管理下へ移送されている」「早ければ今夜にもテルアビブから出国する可能性がある」と発表した。(c)AFP