【12月25日 AFP】ロシアの港湾施設への空爆により流出したヒマワリ油(サンフラワーオイル)がウクライナ南部オデーサ周辺の海岸線に漂着し、野生生物に深刻な被害が出ている。

オデーサはここ数週間、特に激しい攻撃にさらされており、ウクライナ当局は同国の海上交通網と重要な農産物輸出を妨害しようとする試みだと非難している。

AFP記者は24日、オデーサの海岸で泡立つ茶色いヒマワリ油の水たまりと、海面に広がる油膜を撮影した。

ボランティアたちが汚染された砂を回収し、鳥の死骸を海から引き揚げていた。

オレグ・キペル知事は声明で、「原因は、港湾施設への敵の大規模な攻撃によってヒマワリ油タンクが損傷し、油の一部が流出したことだ」と述べた。

オデーサ州のピブデニー港は24日、油の清掃のため一時閉鎖された。

海洋生態学者のウラディスラフ・バリンスキー氏は、これを「生態学的災害」と呼び、「数十羽の鳥の死骸が海岸に横たわっている。ほとんどはカイツブリだ」と記した。

ボランティアとして鳥の救助に当たっていた獣医師のレオニード・ストヤノフ氏はAFPに対し「悲惨な状況だ」と語った。鳥たちは羽毛に油が付着することで保温性が失われ、低体温症で死んでいると説明した。(c)AFP