【6月2日 AFP】25F1第9戦スペインGPは1日、決勝が行われ、マクラーレンのオスカー・ピアストリが優勝し、チームに2005年以来の同GP勝利をもたらした。

見事な冷静さと感情のコントロールを見せたピアストリは、チームメートのランド・ノリスに2.4秒差をつけて勝利し、ドライバーズ選手権でのリードを10ポイントに広げた。マクラーレンはワンツーフィニッシュを達成。フェラーリのシャルル・ルクレールが劇的な終盤の争いの末に3位でフィニッシュした。

ピアストリはこれで今季5勝目、通算7勝目。マクラーレンでの8戦連続表彰台は、アイルトン・セナとルイス・ハミルトンに並ぶ快挙となった。

レッドブルの4連覇中の王者マックス・フェルスタッペンは3ストップ戦略を採用したが、終盤に3位の座を失い、さらにメルセデスAMGのジョージ・ラッセルに衝突したことで10秒のペナルティを受け、10位でレースを終えた。

ラッセルが4位に入り、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグが15番グリッドから5位でフィニッシュした。以下、フェラーリのハミルトン、レーシングブルズの新人アイザック・ハジャー、アルピーヌのピエール・ガスリー、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソと続いた。

レッドブルの角田裕毅は13位だった。(c)AFP