【6月1日 AFP】31日に行われた25F1第9戦のスペインGP予選で、最下位に終わったレッドブルの角田裕毅が、結果に困惑する様子を見せた。

角田は今季序盤、わずか2戦で交代となったリアム・ローソンに代わってレッドブルに昇格したが、ここまで目立った成績を残せておらず、最高成績はバーレーンGPでの9位。前週のモナコGPでは17位に終わっていた。

今週末はクリスチャン・ホーナー代表から公のサポートを受けて臨んでいたが、予選では3番手に入ったチームメートのマックス・フェルスタッペンから0.5秒以上遅れるタイムでQ1敗退となった。

レッドブルでは昨季、セルヒオ・ペレスが成績不振の末にチームを去っており、世界王者フェルスタッペン以外のドライバーにとって、このマシンの扱いがいかに難しいかが改めて浮き彫りになっている。

角田は「かなり厳しい」と述べた上で、「週末を通して、できる限り問題を解決しようとした。FP1から変な症状があって、全くグリップがなかった」と語った。さらに、マシンの手応えがまったくないと続け、「今のところ感じるのは、このマシンがタイヤを非常に消耗して、何をしても毎周劣化するということだ」とも話した。

ホーナー代表も「よく調べる必要がある。本当に理解できない。何か損傷があったのか確認しないと。これだけ遅れるのは異常だ」と述べたが、角田はモナコGPで6位に入るなど印象的な走りを見せているレーシングブルズの新人アイザック・ハジャーにシートを奪われる危機にさらされている。(c)AFP