【6月1日 AFP】一部のアラブ諸国の外相が6月1日にイスラエル占領下のヨルダン川西岸を訪問する予定だったが、イスラエルがそれ阻止する決定を下したのを受け、同国を非難した。

ヨルダン外務省は5月31日、「ラマラを訪問し、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長と会談する予定だった代表団の訪問をイスラエルが禁止する決定を下したことを非難する」と述べた。

サウジアラビア、エジプト、ヨルダン、バーレーンの外相が、アラブ連盟事務総長と共に会談に出席する予定だったという。イスラエルは30日遅くになって協力しないと表明し、事実上、訪問を阻止した。

イスラエル当局者は、アッバス議長は「ラマラでアラブ諸国外相との挑発的な会合を開き、パレスチナ国家の設立を促進することを意図していた」と主張。「そのような国家は間違いなくイスラエル領内におけるテロ国家となるだろう。イスラエルを害し、安全を脅かすような動きには協力しない」と述べた。(c)AFP/Kamal Taha with Sofiane Alsaar in Riyadh