ザイオン・ウィリアムソンにレイプ疑惑、LAで民事訴訟
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【5月31日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のニューオーリンズ・ペリカンズでプレーするFWザイオン・ウィリアムソンが、レイプで告発されて民事訴訟を起こされたことが、30日に訴状で明らかになった。
29日に匿名の女性からロサンゼルス高等裁判所へ提出された訴状によると、元NBAドラフト全体1位指名選手のウィリアムソンは、2020年にビバリーヒルズのアパートでこの女性を2度にわたりレイプしたとされている。
またこの2件は単発的なものではなく、「被告はカリフォルニア州、およびルイジアナ州やテキサス州を含む他の州でも、2023年に関係が終わるまで原告を虐待、強姦、暴行、殴打し続けた」と記されていた。原告は、暴行、性的暴行、家庭内暴力、窃盗、ストーキング、不法監禁での損害賠償を求めている。
訴状によると、女性は2018年から23年までの5年間にわたり、ウィリアムソンと交際していたという。さらに、ウィリアムソンが女性に対して、首を絞めたり、殴打したり、頭に銃を突きつけたりするなどの「犯罪的な暴力行為」に及んでいたほか、暴行中に「飲酒もしくはコカインを使用していた」とも記されていた。
ウィリアムソンの弁護士はAFPへ送信した声明で、これらの申し立ては「完全に虚偽で無謀」なものであると主張し、弁護団として「名誉毀損(きそん)に値するこの訴訟に対し、多額の損害賠償を求めていく」と補足した。
ウィリアムソンの弁護団は、女性が金銭をゆすり取ろうとしているとも非難。ウィリアムソンと女性は交際しておらず、同選手が18歳のときに始まった「合意の上でのカジュアルな関係」にあったと主張した。
また、「関係があった間、またはその直後に、原告が何らかの懸念を示したことは一度もなかった」とし、「友人関係が終了した後に、彼女は数百万ドルを要求し始めた。ウィリアムソン氏は原告の恐喝行為を警察に通報した」「法的手続きが真実とウィリアムソン氏の完全無実を明らかにすると確信している」と述べた。(c)AFP