【5月22日 AFP】国連合同エイズ計画(UNAIDS)は21日、米国大統領顧問のイーロン・マスク氏が政府がエイズ予防プログラムへの資金削減を再検討する可能性があると発言したことを歓迎した。

UNAIDSは、ドナルド・トランプ大統領が米国政府の支出削減の一環として命じた対外援助の削減により、2029年までにエイズ関連の死亡者がさらに420万人増加する可能性があると推定している。

トランプ氏の節約策において重要な役割を果たしているマスク氏は20日、ドーハ経済フォーラムのビデオインタビューで、資金削減が見直される可能性があることを示唆した。

UNAIDSは「命を救うHIV(ヒト免疫不全ウイルス)サービスに対する米国政府の資金不足に関連する現在の危機を解決するというイーロン・マスク氏の発言に深く勇気づけられた」と述べた。(c)AFP