【5月6日 AFP】米ニューヨークのメトロポリタン美術館で5日、毎年恒例のファッションの祭典「メット・ガラ」が開催され、映画、音楽、スポーツ、ファッション界で最も輝くスターたちがレッドカーペットに登場した。

今年のテーマは「ブラック・ダンディズム」で、「反骨的」なスタイルにスポットライトが当てられた。

共同ホストを務めたのは、アカデミー賞ノミネート俳優のコールマン・ドミンゴ、F1ドライバーのルイス・ハミルトン、ミュージシャン兼デザイナーのファレル・ウィリアムスの3人。

ドミンゴは、ファッション誌「ヴォーグ」初の黒人クリエイティブ・ディレクターだった故アンドレ・レオン・タリーに敬意を表し、白い襟が映えるロイヤルブルーのヴァレンティノのケープ姿で登場。中には、黒と金の格子柄の華やかなジャケットとグレーのツイードパンツを合わせていた。

ハミルトンはクリーム色のシャープなスーツに、同色のキャップを後ろ向きにかぶって登場。耳、ラペル、カフス、そして指先にダイヤモンドをあしらい、優雅なスタイルで観客を魅了した。

ウィリアムスは、真珠で縁取られた白いショートジャケットに、フレアシルエットの黒いタキシードパンツを合わせ、洗練された装いで姿を見せた。

メットガラと同時開催される今年の企画展は「スーパーファイン」と題され、コスチューム・インスティチュートとしては珍しく男性ファッションに焦点を当てた。黒人デザイナーやアーティストに特化した初の展示でもある。