【5月4日 AFP】インド洋に浮かぶモルディブの大統領府は4日、モハメド・ムイズ大統領(46)が15時間近く記者会見を行ったと発表した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が保持していたこれまでの最長記録を更新したとしている。

大統領府の声明によると、ムイズ氏は3日午前10時に会見を開始。礼拝のための中断を挟みつつ、14時間54分間にわたって会見を続けた。

大統領府は「会見は深夜をすぎても続き、大統領による新たな世界記録が樹立された。記者の質問に答え続けた」と発表した。

2019年10月、ウクライナの国家記録機関は、ゼレンスキー氏の14時間にわたる記者会見が、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が保持していた7時間超の最長記録を破ったと主張していた。

モルディブ政府は、ムイズ氏の会見は3日の世界報道自由デーに合わせて行われたとも述べた。

声明は「(ムイズ氏は)社会における報道機関の重要な役割を認め、事実に基づき、バランスの取れた公平な報道の重要性を強調した」と付け加えた。

ムイズ氏は会見中、記者を通じて一般市民から寄せられた質問にも答えた。約20人の記者が出席し、食事が提供された。(c)AFP