【5月1日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のメキシコシティGPが新たに3年契約を結び、2028年まで開催されることが30日に発表された。

F1のステファノ・ドメニカーリ最高経営責任者(CEO)は「メキシコシティGPが2028年まで日程の一部であり続けることが発表でき、非常にうれしい」「フォーミュラワンはエネルギー、情熱、感動であり、毎年メキシコ市のファンが作り出す独特の雰囲気は、われわれの選手権の中でも最も信じられないほどエネルギッシュな体験の一つだ」と述べた。

メキシコシティGPは2015年、アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスに23年ぶりに戻り、中南米のファンを喜ばせた。メキシコ市は標高2200メートル以上に位置しており、希薄な大気はパワーユニット(PU)や冷却システム、ブレーキに影響を与え、空気抵抗も減少させる。

メキシコ市のクララ・ブルガダ市長は、同GPが21億ペソ(約153億円)の経済効果を生み出すと予測されているとし、「モータースポーツファンを引き付けるだけでなく、この偉大な都市の地元経済を刺激し、観光インフラを強化し、誇りを生み出す」と述べた。

今年のメキシコシティGPは、10月24日から26日に開催される。(c)AFP