【4月26日 AFP】サッカー元フランス代表DFのパトリス・エヴラ氏(43)が総合格闘技に転身し、5月に仏パリでデビュー戦を行うと、米国のプロモーター「プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(PFL)」が25日に発表した。

PFLは声明で、「レ・ブルー(フランス代表チームの愛称)の元主将であるエヴラが、総合格闘技の試合に出場するという新たな夢を実現する」と述べた。

また、エヴラ氏がパリを拠点としているPFLのスター選手、セドリック・ドゥンベとともに2016年から格闘技のトレーニングを行ってきたことも明らかにした。

対戦相手の名前は、「近日中に」発表される予定となっている。

その対戦相手について、エヴラ氏は冗談交じりに元ウルグアイ代表のルイス・スアレスに言及。「PFLが誰と対戦したいか聞いてきたので、ルイス・スアレスと答えた。彼が私にかみついても構わない」とSNSに投稿した。エヴラ氏はイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドでプレーしていた2011年、当時リバプールに所属していたスアレスから試合中に人種差別的発言を受けた。この問題でスアレスは8試合の出場停止処分を科された。

エヴラ氏のデビュー戦は、パリのアコー・アリーナで5月23日に行われるPFLのカードに組まれている。(c)AFP