ガザの食料備蓄底突く、イスラエルによる封鎖で WFP
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【4月26日 AFP】世界食糧計画(WFP)は25日、パレスチナ自治区ガザ地区で備蓄していた食料が底を突いたと発表した。ガザへの支援物資搬入は、イスラエルによって7週間以上阻止されている。
ガザへの食料支援を実施している主要機関の一つであるWFPはガザの状況について、1年半以上続く紛争を経て「おそらく過去最悪」との認識を示した。
さらに、25日に「ガザの調理・配給施設に最後の食料備蓄を届けた」として、こうした施設では「数日以内」に食料備蓄が尽きるとの見方を示した。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリニ事務局長は、この危機は「政治的な動機に基づいた」「人為的なもの」だと主張。
X(旧ツイッター)への投稿で、「イスラエル政府は食料その他の生活必需品の搬入を阻止し続けている」「2か月近く包囲が続いている。物資搬入を求める声は無視されている」と訴えた。
世界保健機関(WHO)は、医薬品の供給に関しても同様の状況だと報告している。(c)AFP