【4月26日 AFP】テニス、マドリード・オープンは25日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのアリーナ・サバレンカは6-3、6-4でアナ・ブリンコワを下し、3度目の大会制覇に向けて自身初戦を突破した。

2021年大会と2023年大会で優勝し、昨年もイガ・シフィオンテク(ポーランド)に次ぐ準優勝を収めている世界ランキング1位のサバレンカは、この日の勝利で大会での通算成績を18勝4敗に伸ばした。

第1セットでは先に2ブレークして5-0のリードを奪った後、1ブレークバックを許したものの、3本目のセットポイントをものにして48分間でセットを先取した。

第2セットはシンプルな展開となり、サバレンカが序盤にブレークに成功してそのまま勝利を手にし、元ダブルスのパートナーであるエリーゼ・メルテンス(ベルギー)との3回戦に進出した。

強打を誇るサバレンカは、四大大会(グランドスラム)で獲得した三つのタイトルは全てハードコートとなっているが、クレーコートでもこれまで9回決勝に進出して2個のトロフィーを掲げるなど、力があることを示している。

一方、地元スペイン勢は世界9位のパウラ・バドサが腰のけがで試合前に棄権を表明し、大会にとっては打撃となった。

その他では、内島萌夏が2022年大会の覇者で第26シードのオンス・ジャバー(チュニジア)を4-6、6-3、6-4で撃破。マリア・サッカリ(ギリシャ)は第29シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)を7-6(7-5)、6-3で退け、調子を取り戻す前向きな一歩を踏み出した。(c)AFP