ジョコビッチとマレー氏、コーチ関係解消 タッグ結成から半年
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【5月14日 AFP】男子テニス、元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)とコーチのアンディ・マレー氏は13日、関係解消を発表した。
ジョコビッチは昨年11月、それまで指導者経験のなかった元ライバルのマレー氏をコーチとして起用することを発表し、テニス界を驚かせたが、それから半年で関係に終止符を打つ形となった。
ジョコビッチは「この6か月間、コート内外での努力、楽しさ、そしてサポートに感謝する。ともに友情を深めることができて本当にうれしかった」とコメント。マレー氏も「一緒に仕事をするという信じられない機会を与えてくれてありがとう。そして、過去6か月間のチームの努力にも感謝する。ノバクの残りのシーズンでの健闘を祈る」と語った。
元世界ランキング1位同士によるコンビは順調なスタートを切り、ジョコビッチは全豪オープンでカルロス・アルカラス(スペイン)を破ったが、準決勝のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)戦を負傷により途中棄権した。
その後は結果が出ず、ジョコビッチはシングルスでツアー通算99勝のまま足踏み。クレーコートシーズンではモンテカルロ・マスターズとマドリード・オープンで初戦敗退が続き、全仏オープンを目前に控える中、いまだ一勝も挙げられていない。男女通じて歴代単独最多となる四大大会(グランドスラム)通算25勝目の達成も、現状では難しくなっている。
ジョコビッチとマレー氏はともに37歳。現役時代には36度対戦し、通算成績はジョコビッチの25勝11敗。ロジャー・フェデラー氏やラファエル・ナダル氏とともに「ビッグ4」として、男子テニス界を席巻した。(c)AFP