【4月23日 AFP】ラグビーイングランド代表の最多キャップ数を誇るSHベン・ヤングスが22日、今季限りでの引退を発表した。

35歳のヤングスは2010年にイングランド代表としてデビューし、通算127試合に出場。4度のW杯を経験し、シックスネーションズでは4回の優勝を経験した後、2023年のW杯を最後に代表から退いていた。

所属クラブのレスター・タイガース(イングランド)では、2007年のデビューから332試合に出場し、プレミアシップで5度の優勝を遂げたが、昨年には練習中に倒れて心臓の手術を受けていた。

「本当に複雑な気持ちだ」とクラブを通じて発表したヤングスは、「終わりが近づいていることに悲しさを感じる一方で、今シーズンの残りにワクワクしている。みんなで何を成し遂げられるか楽しみだ」と話した。

「それが奇妙な部分だ。『引退』という言葉を使っているが、きょうで終わりではない。今シーズンの試合はまだたくさん残っているし、今はそのことが頭を占めている。まだ終わっていない。まだお別れを告げるには早すぎる」

レスターは現在リーグ2位につけ、上位4チームによるプレーオフ進出を目指している。(c)AFP