イランの核インフラ「解体」を イスラエル首相
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【4月28日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は27日、イランの核インフラの完全な解体を訴えた。
ネタニヤフ氏はエルサレムでの演説で「イランの核インフラを解体しなければならない。つまり、ウラン濃縮能力を持たせないということだ」と述べた。また、イランとのいかなる合意にも「弾道ミサイルの防止を盛り込むべきだ」と主張した。
ネタニヤフ氏はさらに「実際に機能する合意とは、核兵器のためのウラン濃縮能力をイランから奪う合意だ」「イランに核兵器を持たせない」と繰り返した。
イランと米国は26日、オマーンの仲介で3回目の核協議を行った。米国側は「前向きで生産的」だったと評価し、イランのアッバス・アラグチ外相は翌週の次回協議に向けて「双方の食い違いを減らす」ための作業が行われると述べた。
2015年にイランと主要国の間で締結された合意は、イランの核活動を制限する代わりに国際制裁を緩和するものだったが、3年後、ドナルド・トランプ米大統領が第1次政権時にそれを放棄したことで、事実上崩壊した。
政権復帰したトランプ氏は、イランに新たな合意の交渉を要求する一方で、応じなければ軍事行動も辞さないと脅している。(c)AFP