【4月20日 AFP】女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリは19日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのアリーナ・サバレンカが準決勝に進出した。一方、2度の優勝経験を持つイガ・シフィオンテク(ポーランド)は、エレナ・オスタペンコ(ラトビア)に6連敗を喫した。

不戦勝と相手の棄権で、1試合もプレーせずに準々決勝に駒を進めていたサバレンカは、エリーゼ・メルテンス(ベルギー)に6-4、6-1で勝利を収めた。

第1セットでは、サバレンカがブレークポイントを相手に握られた場面で「アウト」の判定に異議を唱え、ボールの跡を写真に撮るという珍しい出来事があった。サバレンカはこれで主審から反スポーツマン的行為で警告を受けた。

サバレンカは準決勝で第5シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)と対戦する。パオリーニは第4シードのココ・ガウフ(米国)に6-4、6-3でストレート勝ち。サバレンカは優勝した3月のマイアミ・オープンで、パオリーニをストレートで破っている。

この大会では2021年から2023年まで3年連続で決勝に進出したが、優勝はまだない。

しかし今回は、決勝で2回敗れているシフィオンテクと対戦する可能性はなくなった。この大会では11勝1敗の成績を残していたシフィオンテクだが、オスタペンコとの全仏オープン現旧女王対決に3-6、6-3、2-6で敗れ、これで同選手との直接対決は6戦全敗、クレーでは初黒星となった。

オスタペンコは準決勝でエカテリーナ・アレクサンドロワと対戦する。アレクサンドロワは第3シードのジェシカ・ペグラ(米国)を6-0、6-4のストレートで破り、快進撃を続けている。(c)AFP