「健康状態はすこぶる良好」 トランプ氏、健診後に強調
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【4月12日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領(78)は11日、政権復帰後初の健康診断を受け、「健康状態はすこぶる良好だった」と強調した。
トランプ氏は、史上最高齢で大統領に就任。82歳のジョー・バイデン前大統領について、年齢的に衰えており、精神的にも職務をこなすには不適格だと嘲笑していたが、自身も任期終了時には82歳になる。
トランプ氏は、大統領専用機「エアフォースワン」の機内で記者団に対し、「健康状態はすこぶる良好だったと思う。心臓も問題ない」と語り、「認知テストを受けた。全て正解だったと言う以外に伝えるべきことはない」と付け加えた。
米国の最高司令官の健康状態には多大な関心が寄せられているにもかかわらず、トランプ氏は自身の情報を公開していないとたびたび非難されてきた。
トランプ氏は、心肺機能の検査と認知テストを受けたとし、13日に医師から報告を受けると明らかにした。
トランプ氏は酒とたばこを避け、しょっちゅうゴルフを楽しんでいるが、ファストフードと、しっかり焼いたステーキを好むことで知られている。だが、1期目よりも明らかに痩せているように見える。
トランプ氏の元主治医は2018年、最初の米大統領選中の2015年にトランプ氏が発表した、自身の健康状態は極めて良好だとする診断書に関して、トランプ氏自らが「診断書の全ての内容を指示して書かせ、私は書いていない」とCNNに暴露していた。
1期目のホワイトハウスの主治医は2018年、トランプ氏が健康的な食事を取れば「200歳まで生きられる」とする一方、5〜7キロ程度減量すべきだと助言。
1年後の検査では、身長1.9メートルのトランプ氏の体重は就任直前より増え、110キロとなり、肥満に相当するとされた。また、高コレステロールの治療薬を服用していことも明らかになった。(c)AFP