【12月8日 AFP】香港で7日、香港立法会(議会)選挙の投票が行われ、過去2番目に低い投票率となった。この数十年で最悪となる火災発生の直後に行われた選挙で、有権者は中国政府による「愛国者」にのみ立候補を認める規則の下、投票を行った。

2019年の大規模な民主派抗議活動を受け、中国政府は21年に香港の選挙制度を改定。立候補できるのは「愛国者」に限定され、直接選挙で選ばれる議席は90のうち20が削減された。

同年行われた制度変更後初めての選挙では、投票率が過去最低の30.2%を記録していた。

8日早朝に選挙管理委員会がオンラインで発表したところによれば、今回の投票率は31.9%。有権者数は約410万人で、投票したのはわずか130万人だった。投票率が前回を上回ったのは、全体の有権者数が減ったためだ。

今回の選挙には、政府が審査した161人が立候補した。(c)AFP