米国の「相互関税」第2弾が発動 約60の国と地域対象
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【4月9日 AFP】米国のドナルド・トランプ政権は9日、約60の国と地域を対象に第2弾の「相互関税」を発動させた。トランプ政権は、特に中国を標的にして貿易戦争を加速させた。
今月発動した関税第一弾の10%に上乗せする形で、第2弾では約60の国と地域に対し、それぞれ税率を上乗せした。新たな税率は主に11~50%の範囲に設定された。米国製品に報復関税を課すと発表した中国に対しては、50%の上乗せを表明。これにより、対中関税の合計は実に104%に達する。
発動を前にエネルギー政策関連のイベントに出席したトランプ氏は、米国が貿易相手国と「オーダーメイドの取引」を進めていると発言。「今まさに、日本が合意のためにこちらに飛んで来ている。韓国も合意のために飛んで来ている。そして他の国々も来ている」と述べた。(c)AFP