トランプ氏含め338個人・団体が候補に ノーベル平和賞
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【3月6日 AFP】ノルウェーのノーベル研究所は5日、今年のノーベル平和賞に338の個人・団体(個人244人、団体94)が候補として推薦されたと発表した。推薦相手を公表した議員らによれば、ドナルド・トランプ米大統領やローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇も候補に含まれている。
ノーベル研究所は、規則により、誰が候補に挙げられたかは50年間公表していない。だが、推薦資格がある元受賞者や各国の議員・閣僚、一部の大学教授らは自分が誰を推したかを明かすことは許されている。
ウクライナのメディアは、同国のオレクサンドル・メレシュコ議員が、トランプ氏の関心を引くため、昨年11月に同氏を推薦したと報じている。
また、ノルウェーの議員らは自国メディアに、北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ前事務総長、国連(UN)のアントニオ・グテレス事務総長、フランシスコ教皇を推薦したと公表した。
英国では今年1月、フランス人のジゼル・ペリコさんにノーベル平和賞の授与を求める請願運動に数千人が署名した。
ジゼルさんは、元夫に薬物を投与され、意識を失った間にインターネットで募った多数の男にレイプされていた事件で、薬物を利用した性的虐待への関心を高めるため、公開裁判を求めて称賛を集めた。
昨年は、核兵器廃絶の実現に尽力した活動により、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が受賞した。(c)AFP