【3月5日 AFP】男子テニスのカルロス・アルカラス（スペイン）が、米インディアンウェルズで今週開幕するマスターズ1000のBNPパリバ・オープンで史上3人目の3連覇を目指す。

達成すれば、04〜06年のロジャー・フェデラー（スイス）と14〜16年のノバク・ジョコビッチ（セルビア）に次ぐ快挙となるが、アルカラスは4日の会見で「とにかく楽しみたい」「この大会では毎回、練習も試合も楽しめている。自分にとってここはすごく楽な場所」と話し、「（3連覇については）考えないようにする。流れに身を任せて、どうなるか見たい」と控えめな姿勢を見せた。

アルカラスにとっては、準々決勝で敗れたカタール・エクソンモービル・オープン以来の公式戦となる。

世界ランキング1位のヤニック・シナー（イタリア）は、1年前に禁止薬物に陽性反応を示した問題で3か月の出場停止処分を受け入れ、今大会を欠場しており、アルカラスはアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）に次ぐ第2シードでの出場となる。

アルカラスは、シナーが不在の状況でも自身のアプローチに変化は「全く」ないと話し、「自分のことだけに集中して、良いテニスを見せたい」と強調した。

準々決勝では、優勝5回のジョコビッチと激突する可能性がある。通算ではジョコビッチが5勝3敗で勝ち越しており、直近の対戦となった今年の全豪オープン準々決勝でも4セットで勝利している。(c)AFP/Rebecca BRYAN