化粧品285種から有害物質検出 欧州化学品庁
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【10月31日 AFP】欧州連合(EU)の欧州化学品庁(ECHA)は30日、体に害があるとして禁止されている化学物質が、欧州各国で販売されている化粧品285種で見つかったと発表した。
フィンランド・ヘルシンキに拠点を置くECHAは、13か国で販売されている化粧品約4500種を調べた。このうちの6%に当たる285製品で、健康に悪影響があるとして禁止されている物質が含まれていることが判明した。
検査は「多岐にわたる製造会社、幅広い価格帯の製品」を対象に、2023年11月〜24年4月に行われた。
アイライナー、リップライナー、コンディショナー、ヘアマスクなどの製品から有害物質が見つかった。
ECHAによると、複数種の有害物質が確認された。いずれも残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(Stockholm Convention on Persistent Organic Pollutants)およびEU法の下で禁止されており、生殖能力の低下や、発がんリスクが高まる恐れがあるという。
有害物質が検出された製品についてECHAは、市場から撤去する措置を講じたとしている。(c)AFP