ハリス氏、健康診断の結果公表 トランプ氏に圧力
このニュースをシェア
【10月13日 AFP】米大統領選の民主党候補、カマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領の主治医は12日、同氏は「非常に健康」であり、「大統領職の任務を遂行するために必要な身体的・精神的な回復力を備えている」と述べた。健康診断の結果の詳細を公表していない共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領に圧力をかける狙いがある。
ハリス氏のジョシュア・シモンズ(Joshua Simmons)主治医が、ホワイトハウス(White House)を通じて結果を示した。
その数時間後、ハリス氏のイアン・サムズ(Ian Sams)報道官はトランプ氏に対し、「何を隠しているのか?」と問い掛け、同様に健康診断の結果を公開するよう促した。
一方のトランプ陣営は声明で、同氏も「最高司令官を務めるのに完璧かつ極めて良好な健康状態にある」とし、ハリス氏には国を導く力量が欠けていると批判した。
8月に記者がトランプ氏に診断結果を公開するか尋ねた際、同氏は「もちろん喜んでする」と答えたが、それ以降、詳細は公にされていない。
一方、ハリス氏が最後に診断を受けたのは4月。シモンズ医師は、結果は「特に問題なし」だと語った。
ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領(81)が7月に大統領選から撤退した後、現在78歳のトランプ氏が米国史上最高齢の大統領候補となった。ハリス氏は59歳。(c)AFP