【10月4日 AFP】イスラエル軍は3日、レバノンの首都ベイルートで、同国のイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)の情報本部を攻撃したと発表した。

 イスラエル軍は今週、レバノン各地のヒズボラ支配地域に激しい爆撃を行った後、レバノン南部の一部で「地上侵攻」を開始したと発表した。レバノン保健省によると、爆撃で1000人以上が死亡、数十万人が避難を余儀なくされた。

 米ニュースサイト・アクシオスは匿名のイスラエル当局者3人の話として、ヒズボラ情報本部への攻撃の標的が、イスラエル軍による空爆で死亡した最高指導者ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師の後継候補であるハシム・サイフッディン(Hashem Safieddine)氏だったと報じた。イスラエル軍はAFPの取材に対し、この情報を事実と認めなかった。

 ヒズボラに近い情報筋はAFPに対し、イスラエル軍が3日深夜、ベイルート南方のヒズボラ拠点を11回連続で攻撃したと述べた。また別の情報筋は、ベイルート空港近隣の倉庫を標的にした攻撃もあったと述べた。(c)AFP