【8月30日 AFP】世界保健機関(WHO)は29日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の子どもたちにポリオワクチンを接種するための3日間の「人道的戦闘休止」に、イスラエルが同意したと発表した。イスラム組織ハマス(Hamas)も支持しているという。

 WHOパレスチナ事務所のリック・ピーパーコーン(Rik Peeperkorn)代表は「ワクチンの集団接種は9月1日にガザ中部で開始され、3日間にわたって行われる。その間、人道的戦闘休止が実施される」と記者団に語った。

 同氏によると、ワクチン接種は順次、ガザ南部・北部でも行われ、それぞれ3日間戦闘を休止する。イスラエルは、必要があれば期間を1日延長することにも同意したという。

 ガザでのポリオワクチンの集団接種は、10歳未満の子ども64万人以上を対象としている。

 映像は27、29日撮影。(c)AFP