【7月31日 AFP】パリ五輪は30日、体操女子団体決勝が行われ、シモーネ・バイルス(Simone Biles)を擁する米国が171.296点で優勝。バイルスは東京五輪の悪夢を振り払い、自身通算5個目となる五輪金メダルを獲得した。

 3年前はメンタルヘルスの問題に悩まされたバイルスだが、今回はジョーダン・チャイルズ(Jordan Chiles)、ジェイド・キャリー(Jade Carey)、スニサ・リー(Sunisa Lee)とのチームですべての種目で最高点を記録し、最初から最後までトップを譲らずに優勝を果たした。

 最後のゆかに臨んだ時点でチームは金メダル獲得を決定づけていたが、バイルスは自身の名前が付いた技二つを組み込んだ演技で観客を魅了した。この後は8月1日に個人総合の決勝に臨む。

 米国と5.802点差の2位にはイタリアが入った。1928年大会で銀メダルを獲得しているイタリアだが、現代では東京五輪の4位が最高だった。東京五輪の種目別跳馬で金メダルを獲得したレベッカ・アンドラーデ(Rebeca Andrade)を中心としたブラジルが、団体では初のメダルとなる銅メダルに輝いた。

 日本は8位で大会を終えた。(c)AFP/Rebecca BRYAN