イスラエル軍、人質4人救出 ガザでは210人犠牲に
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【6月9日 AFP】イスラエル軍は8日、パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)の避難民キャンプでイスラム組織ハマス(Hamas)に拘束されていた人質4人を救出したと発表した。一方でハマス側は、この救出作戦に伴うイスラエル軍の攻撃でパレスチナ人210人が死亡、少なくとも400人が負傷したと明らかにした。
救出されたのは22〜41歳の男女で、昨年10月7日に音楽祭に参加していたところをハマスの襲撃を受けて拉致された。イスラエル軍によると、4人はガザ中部ヌセイラット(Nuseirat)で救出された。健康状態に問題はないという。
イスラエル軍が救出した人質はこれで計7人となった。ガザにはなお116人の人質が残されており、軍はうち41人が死亡したとしている。
ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は人質救出を歓迎し、「すべての人質が帰国し停戦が実現するまでわれわれは取り組みを続ける」と述べた。
バイデン氏とパリで会談したフランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領も、「人質4人が解放されたことをうれしく思う」とコメントした。(c)AFP