【5月31日 AFP】イスラエルは30日、今月開始したパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)最南部ラファ(Rafah)での軍事作戦で、パレスチナ武装勢力のメンバー約300人を殺害したと発表した。

 政府のダビド・メンサー(David Mencer)報道官は「今回のラファでの作戦で、これまでにテロリスト約300人を排除した」と述べた。

 避難民の安全への懸念から国際社会が反対していたにもかかわらず、イスラエル軍は今月7日、ラファ侵攻を開始した。

 イスラエル軍は先に、29日にガザ各地で50か所以上の標的を攻撃したと発表。ラファでは武器や爆発物、地下トンネルの出入り口を発見し、北部ジャバリア(Jabalia)では武装勢力と交戦したと述べた。

 国連(UN)によれば、ラファには侵攻前、最大140万人が身を寄せていた。だが、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によると、侵攻を受けて100万人がラファから避難した。(c)AFP