【6月1日 AFP】31日に英グラスゴーで行われたサッカー女子欧州選手権(UEFA Women's Euro 2025)予選のスコットランド対イスラエル戦で、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での紛争に抗議する男がスタジアムの警備をすり抜けてゴールポストに自身を鎖で縛りつけ、試合開始が30分以上遅れる事態が起きた。

 スコットランド対イスラエルの予選は、ガザ地区でのイスラエルとイスラム組織ハマス(Hamas)の紛争を背景に、この日の第1戦と6月4日にハンガリーで予定されている第2戦がいずれも安全上の理由から無観客で行われることになっていた。

 しかし、会場のハムデン・パーク(Hampden Park)の外では親パレスチナ派の抗議デモが行われ、キックオフ直前には男がスタジアムに侵入してピッチを横切り、重そうな鎖でゴールポストに自身をくくり付けた。

「イスラエルにレッドカードを」と書かれたTシャツを着ていた男は最終的に連れ出され、試合は2度目のウオーミングアップを経て予定時刻から36分遅れでキックオフを迎えた。

 スタジアムの外で抗議していたデモ隊は、試合の開催を許可したスコットランドサッカー協会(SFA)の決断について、スポーツを利用してイスラエルの問題を覆い隠す「スポーツウオッシング」だと批判していた。(c)AFP