【11月6日 AFP】5日に行われたラグビーフランスリーグ・トップ14のスタッド・トゥールーザン(Stade Toulousain)対スタッド・フランセ(Stade Francais)の試合で、環境活動家が抗議を行い、試合がおよそ10分間にわたって中断する出来事があった。

 南仏トゥールーズ(Toulouse)で行われた試合の14分になる直前、環境団体「Derniere Renovation(最後の革新)」のメンバーの男2人がフィールドに侵入し、ゴールポストによじ登ってひものようなもので体をくくりつけた。その後、2人は脚立を使って上がってきた警備員に引きはがされた。Tシャツには「残り872日」「49条3項という殺し」とのメッセージが書かれていた。

 トゥールーザンのウーゴ・モラ(Ugo Mola)ヘッドコーチ(HC)は、この件についてテレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)に対し、「ラグビーは政治的ではないはずだが、中には政治に利用しようとする者がいる」とコメントした。

 スポーツ界では今年3月、サッカーイングランド・プレミアリーグの試合で侵入者がゴールに首をくくりつけた。テニスの全仏オープン(French Open 2022)や自転車ロードレースのツール・ド・フランス(2022 Tour de France)でも、環境活動家による妨害が行われた。(c)AFP