セブランス子ども病院の様子=写真は記事の内容とは関係ありません(c)news1
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【02月28日 KOREA WAVE】韓国の医師の平均賃金に診療科によって最大3倍近い差があることがわかった。眼科などいわゆる人気の診療科が平均年俸が4億ウォン(約4400万円)台なのに対し、小児青少年科は1億ウォン(約1100万円)台にとどまっている。

保健社会研究院の調査によると、2020年の眼科専門医の年平均賃金は3億8900万ウォンで、28診療科の中で最も高かった。これに▽整形外科3億7600万ウォン▽神経外科3億2600万ウォン▽皮膚科2億8500万ウォン▽リハビリ医学科2億8000万ウォン――が続いた。

一方、必須医療分野の専門医は相対的に低かった。「閉科宣言騒ぎ」が起きた小児青少年科の専門医の平均賃金は1億3500万ウォンで最も低かった。このほか▽産婦人科2億3700万ウォン▽応急医学科2億3400万ウォン▽胸部外科2億2600万ウォン▽外科2億2400万ウォン――などとなっていた。

医療機関ごとの賃金格差も大きい。100床以下の病院に勤める専門医の平均賃金は3億3100万ウォンで最も多く、続いて▽医院級2億6900万ウォン▽総合病院2億1200万ウォン▽療養病院2億600万ウォン▽上級総合病院1億5800万ウォン▽保健所や保健機関1億700万ウォン――の順となった。

特に300床以上の療養病院の眼科専門医は年平均賃金が7億6800万ウォンに達した。一方、小児青少年科専門医は最も高い100床以上の病院でも1億9200万ウォンだった。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News