【12月30日 AFP】ウクライナのイーホル・クリメンコ(Igor Klymenko)内相は、29日のロシアによる各地への大規模攻撃による死者は30人、負傷者は160人を超えたとテレグラムで明らかにした。昨年2月の侵攻開始当初以降、最も大規模な攻撃となった。

 ウクライナ当局によれば、学校、産科医院、ショッピングセンター、団地なども攻撃を受けた。

 ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、「ロシアはきょう、ありとあらゆる武器を使って攻撃してきた」と話した。

 ウクライナ軍によると、同国に向けて158のミサイルや無人機が発射され、うち114の迎撃に成功した。

 空軍の報道官はAFPに対し、これは「記録的な数」で、爆撃が続いた侵攻当初を除けば、「最も大規模なミサイル攻撃」だと指摘した。

 ロシアは、大半の主要都市に対し、ウクライナの防空能力を上回る数の攻撃を実施。無人機シャヘド(Shahed)で波状攻撃を仕掛けてから、戦闘機や支配地域からミサイルを発射した。(c)AFP