【12月29日 AFP】ウクライナ各地で29日、ロシア軍による無人機やミサイルによる大規模攻撃があり、少なくとも16人が死亡、97人が負傷した。

 アンドリー・コスチン(Andriy Kostin)検事総長は、「けさ、敵は150以上のミサイルと攻撃用無人機で、静かだったウクライナの複数の都市を攻撃した。16人の死亡が確認されている。さらに、少なくとも子ども2人を含む97人が負傷した」とソーシャルメディアで明らかにした。

 ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、「ロシアはきょう、ありとあらゆる武器を使って攻撃してきた」と話した。

 ウクライナ軍によると、同国に向けて合わせて158のミサイルや無人機が発射され、うち114が破壊された。

 当局によると、標的となったのは首都キーウのほか、東部のハルキウ(Kharkiv)とドニプロ(Dnipro)、西部リビウ(Lviv)、南部オデーサ(Odesa)など6都市で、倉庫やショッピングセンター、産科医院などの建物が損傷を受けた。

 ウクライナ大統領府のアンドリー・イェルマーク(Andriy Yermak)長官は「このテロを止めるには、さらなる支援と軍事力が必要だ」と訴えた。(c)AFP